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お知らせ

  • 2022.01.19 セミナー情報

    川崎市の地域連携BCP事業で2回の研修会(実施報告)

    地元川崎市の地域連携による事業継続計画策定支援事業で、12月13日と1月17日の2回に渡り研修会を行いました。内容は、風水害が近づいている時の対策タイムラインの策定です。

     

    川崎市は2019年台風19号で、内水氾濫が5ヶ所で発生し大きな被害が出ました。いずれも多摩川の水位が著しく上昇したことで、排水樋管※から多摩川に排水ができず、低地が氾濫したものです。

    (※排水樋管:堤防の中を横断して川に下水を排出する水路)

    特に中小企業が集まっている中原区宮内周辺は、最大推進1.0mとなり、多くの企業の1階が水没しました。

     

    私の講師紹介のところに、

    長島 孝善 氏 知的資産経営研究所 代表(中原区)、中小企業診断士

    と、中原区と入っているのが、地元感あって気に入りました。

    川崎市地域連携による事業継続計画策定支援事業_研修会チラシ



  • 2021.12.01 セミナー情報

    東京商工会議所足立支部BCPセミナー(実施報告)

    11月30日に東京商工会議所足立支部でBCPセミナーを行いました。ZOOMオンラインセミナーです。

    足立区は、洪水では荒川以外にも、利根川、綾瀬川、江戸川、芝川・新芝川、中川のハザードマップが作られており、水害リスクの高いところです。荒川洪水の場合、北千住駅周辺では5mの浸水が予想されています。建物の2階も浸水します。

    ただ今回は最近地震が頻発していることもあり、首都直下地震について少し強調してお話ししました。首都直下地震のような都市型地震では、地震動はもちろんですが、それ以上に怖いのが火災です。例えば都心南部が震源の場合、都心中心部をとりまくドーナツ状に火災が発生します。
    山手線外側から環状7号線の間の木密地域が特にリスクが高く、最悪41万棟が焼失し、
    1万6千人が死亡するとされています。これは全死者の7割にあたります。
    足立区は特に火災が想定される地域の一つです。

    211130BCPセミナー(足立支部)

    このように広域に火災が広がる原因の1つは「火災旋風」の発生です。
    火災旋風とは、火炎を含んだ竜巻状の渦で、移動して火災を広域に拡大させます。大正関東地震、東京大空襲、東日本大震災で発生しています。
    大正関東地震での火災旋風の様子が、東京都復興記念館に所蔵されており、Webでも見ることができます。これは両国橋近くで発生した火災扇風を現した絵です。人や自転車などが巻き上げられているのがわかります。

    図1



  • 2021.06.25 セミナー情報

    川崎市主催・下野毛工業協同組合でBCP講習会開催(実施報告)

    6月23日に川崎市主催で、川崎市の中原区・高津区の境にある、下野毛・宮内エリアの中小製造業の協同国愛である「下野毛工業協同組合」会館において、BCP講習会を行いました。会場でのリアル公演とZOOMのハイブリッドで実施しました。

    下野毛工業協同組合は、多摩川沿いにある地区に61社が集積している協同組合です。マスコットキャラクターとして萌乃香(ものか)がいるらしいです。(↓これ)ものづくりからきているのでしょうか。

    img20200910213135820192

    この地区は2年前2019年の台風19号で、多摩川の水位上昇で多摩川への排水ができなくなり、1.0mの内水氾濫が発生した地域です。組合企業の多くが被災したそうです。このとき川崎市ではここを含め5カ所で同様の内水氾濫が発生しました。

    事業継続計画のポイントセミナー(品川支部)201013

    今後も同様の内水氾濫は発生しうることと、多摩川が氾濫した場合にはさらに大きな被害が発生することから、川崎市が主体となって、地域企業で連携して災害対策に取り組むプロジェクトが昨年から行われています。今回の講習会はその一環で、個社のBCPの理解と策定を進めるために依頼されたものです。

    みなさん真剣に聞いていただき、理解していただけたとは思いますが、小規模事業者も多く、そういうところにはフルスペックのBCPはハードルが高いかもしれません。そこで1ヶ月後の7月20日に、台風接近タイムラインの策定ワークショップを行います。タイムラインなら数人の工場であっても取り組むことができます。



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